雨の日の季節別対策

小雨や降ったり止んだり…なら良いのですが、一日降り続く本降りの雨はメッセンジャーにとって最大の敵と言っても過言ではありません。

気温が18-23℃程度の場合、半袖のジャージとインナー、薄手のアームウォーマー。下はレーパンとショートパンツ。(場合によってはニーウォーマー)で十分です。要するに濡れます(笑)

23℃以上の場合、ウォーマーも不要。ただ、キャップは必須です。サングラスは水滴でほぼ役立たなくなるし、あるとなしでは全然目の疲れが違いますよ。靴もどうせ濡れます。靴下に防水用なんて使ったらムレてしょうがないので、普通のレース用の速乾ソックスが一番。


問題は、それ以下の気温の時…
例えば春先の15℃程度の気温であれば、長袖のジャージか半袖ジャージにウォーマー+ニーウォーマーで十分な季節ですが、雨が降り続く一日の体感気温をナメてはいけません。
できればGOREなどの透湿性のある、そして耐水深圧が高いハイテクなレインウェアを身につける必要があります。ただし、下半身はニーウォーマーもしくはレッグウォーマーで大丈夫。

袖口や首元が水の侵入ポイントなので、フード付きのレインウェアを身につける人が多いです。袖口は、ウェットスーツ素材の袖口を取り付けられるモデルがあったりしますので、それがあれば完璧。体幹に近い部分を冷やすと急激に身体が冷えるので、とにかく下に着ているウェアを濡らさないことが一番。足元は濡れていたほうが、身体を温めようとする力が働くという研究があるらしいですね。

手も素手ではキツイ。SealSkinなど、防水性のあるグローブか、オーベスト西谷さんの紹介で大分市民権を得てきたバーミットが活躍します。


10℃を下回る場合はもう地獄。
どうやっても寒いのですが、手元はバーミットと防水グローブを重ね、足元はSealSkinやゴアソックスを使用。場合によってはゴアでカバーした冬用のシューズを。

自分の場合は、レインウェアの下に、会社のユニフォームジャージ、更に2UXのメンブレンジャージなど、ある程度耐水性を持っているジャージまで着込んでいました。それでも、濡れてしまえば何枚着ていようと寒いので、とにかく水の侵入に細心の注意を払いますが…それでも、みんな凍えて帰って来ます(笑)



今年は秘密兵器を発注してます。

GABBA CONVERTIBLE JERSEY

今年のヨーロッパの春は寒波に見舞われて、相当ひどい環境のクラシックレースが続きましたが、その中で評価を上げたこれ。
会社で発注できたので、買ってみました。フードがないのでちょっと心配だけど、重ね着の動きづらさから開放されるならば…と。

また、春秋には、袖を取り外して半袖のレインウェアになるので、それも恐らく有用ではないかと期待しています。

もう、冬用アンダーが必要な季節になってきました。
まとまった雨が降る前に届かないかなぁ…。もちろん届いたらインプレ書きます。

SWRVE durable cotton shorts skinny

ピュアロード乗り(?)な方には関係ないお話なのですが…。
一昨年の夏から表題のショートパンツを仕事で愛用してきました。

色は青。

ストレッチ具合が非常に絶妙で、レーパンやパッド付きインナーを下に穿いて使えば、街乗りでは最高の一品だと思います。

詳しい仕様は、輸入元・購入店のBlueLugさんのページに譲るとして。。

斜めに付いた後ろポケットは、スマホやU字ロックを挿してペダリングの妨げになることなく、且つ取り出しやすいというこれまた絶妙な位置。

汗を良く吸い、ある程度の雨も(初期の頃はですが)良く弾く。また、乾きも早いので、雨が降り、夕方に止むような一日も快適に使えました。


スキニーと、レギュラーの2つシルエットがあるのですが、スキニーだと170cm/56kgの自分の体型でもW30サイズが適切。W28サイズだとキツかったです。シルエットも非常に良いと思う。余りダボついてフィット感の無いショートパンツは自転車に向きません。

ちなみに2シーズン夏使い込んだところで、まるでジーンズのように白く色あせ、そして生地がところどころ、段々と裂けてきてしまったので引退。(ちょうど仕舞いこんでしまって写真がないのですが)


といっても、月2000km、一日9時間のライドに耐え続けた2年なので耐久性は十二分です。
ちなみに7分丈の旧モデルも使っていますが、こちらもなかなかに優秀です。来春にはもう一本同じものを購入してまた活躍して貰いたいと思っています。

Vipros muon


オイルには拘ります。ヘタして、一日中雨に降られながら走ったりしますので。。

同じViprosのグレッサージュ、話題になったナスカルブとどちらも使い果たしてしまったのでこのmuonを購入して使ってみています。

今週の集中豪雨込みで、4日間500km程度走りましたが、まだ何とか効果を保っています!!(掃除しろよという感じですが 笑)

グレッサージュはチェーンに汚れが付くというよりは、黒い塊が付着してきます。ただ、その塊の除去が結構厄介。晴天時だったら、潤滑は相当持ちます。雨にさえ降られなければ一番よいかも。muonと比べると持ちは悪いですが、それでも雨天にも強い。

ナスカルブは、もっと粘度が高い。muonよりも音鳴りは少なくなるほどで、雨天での持ちもかなりのもの。確かにチェーンは汚れますけどね。

muonは意外とサラッとしていたので驚きましたが、雨への耐久性は意外にも一番だと思いました。あの豪雨に打たれて、まだ潤滑を保っているのは相当凄いですね。体感的には雨を挟んでの距離も一番乗れるように思えます。


しばらくは泥除けも付けっぱなし、いつ夕立がきても対応できる体制で走らなければいけないので、夏が終わるまではmuonで行こうかなと思っています。雨の中のブルベを走る方などにはオススメしておきます。晴天時のみの走行だったらオーバースペックかも知れません。しかし、この3つはどれも良いオイルですねー。

7年目のレーパン探し


パールイズミ コールドブラック&シームレス ビブパンツ


少し前に迎えました誕生日祝いということで、嫁さんが買ってくれました。


昔はほとんどレーパンに頓着しないで済んでました。股ずれもケツの痛みもあんまり気にしたことがありませんでした。


ただ、仕事で安物(しかもビブは使えない)を使ってみると、やっぱりダメですね。
フラットシーマ縫製でないものは長時間履いていると、脚にくっきりと縫い目の跡がついてしまう。また、裾の滑り止めのシリコンが肌に合わないと、途中でかぶれたように痛んできます。(何故かももの肌だけ弱いのです)
また、パッド。安いものは縫い目が脚の付け根の部分に来るものがあって、スレて股ズレを起こします。また、変に凹凸があるものも肌が引っかかって痛い。最悪なのはパッドの縫製がほつれてくる物も…。


今からライドをしようと思うと、Boot-legジャージの上下で行けばいいのですが、一人でフラッと走る時なんかはもう少し地味な格好がいいなと。
でも、残ってるマトモなレーパンは、数年前のパールプレミアムビブパンツ(何故か真っ白)しか無いのですww
上に合わせるジャージも無い(じゃあ何で買ったんだろうと…)ので、黒いごく普通のレーパンが欲しいなと思って早ウン年だったわけです。


最近欲しいと思ってたRaphaやAssos(またはWiggleのdhbなども考えましたが)、いかんせん価格が高く、そしてサイズ感が解りません。サイズが合わないレーパンなんて、どんないいものでも最悪の使い心地になりますからね。で、取り敢えずはMサイズが文句なしにピッタリのパールにしてしまったわけです。ホントは真っ黒が良かったんだけど、メーカー感も薄いし。


ーーーーーーーーーーーーーー<以下初期インプレ>
まだ長距離を試したわけではありませんので悪しからず。
-パッド(3D-Neo+)
今は一つ下のグレードになっている3DNeoもすごく良かったですが、これは極上です。パッドの存在を忘れますね。手触りもいい。厚みもあるけど、変によれる感じも無い。耐久性はどうなんでしょうね。

-コールドブラック素材
4℃涼しい体感!との事ですが、地味に効果があります。黒い素材なのに日差しを浴びても熱くならない。地味にありがたいです。

-裾
一応シリコンなのですが、素材に工夫がされているのか、痛みは感じませんでした。

-ビブの造り
これもよく考えられていると思います。乗車姿勢ではもちろんの事、立っていても苦しくない絶妙な作り。また、腹圧を掛けて乗っても圧迫感もなくこれも優秀。

-シームレス縫製
ホントに縫い目がない。フラットシーマー縫製でも充分だと思いますが、縫い目が全く気にならないのでチョット感動。でも、外から見てテープで貼りあわせてあるように見え、そこがちょっと安っぽい感じがする。そういう縫製なので仕方ないですけどね。


デザインも白い部分の主張もごく少なく、どんなものでも合わせられそう。非常に満足です。BMCやアルゴスシマノなんかにウェア供給も始めて、パールイズミも侮れないですね。

4種のフォーム考察(バイシクルクラブ9月号)


非常に面白い記事でした。

-最近までの主流だった「曲」タイプ

  • やまめ理論で表舞台に出た「直」タイプ
  • ボーネンみたいな乗り方「S字」タイプ
  • 1%しかいない「反」タイプ
                    • -

これは本当に面白い記事だなと思いました。今回の特集は特にハンドルの握り方やパーツのセレクト、乗らずにただ立っている時の姿勢の意識までタイプ別に解説されていて、かなり分かりやすいと思います。


自分が自転車を始めた頃は、「曲」タイプの乗り方が全盛だった。当然、自分もそれに添ってこう乗るもんだ!と頑張ってきたわけですが、どこか違和感があったわけです。


そのうち、乗り込むようになって自分のフォームを見ても、どうもそれじゃ乗りにくいんだよなぁって。


最近ですよね、対になるやまめ理論「直」が着目を浴びたのって。受けたことはないけれど、色んな人の記事を見る限り、スペシャのBGフィットも近い理論でフィッティングが行われているイメージ。(実際どうなんでしょうか?)


2つの簡単なテストをするのですが、やってみたところ、自分は「直」「反」のどちらかであることは間違いなさそうです。十中八九「直」だと思います。(もうひとつのテストの結果が今ひとつ分かり難かった。)


人の体は凄いもので、メッセンジャーを始めて、2年半をかけて少しずつ変化させてきたセッティングは、結局前にガッツリ乗っていた時のセッティングとほとんど同じでした(笑)


そして、記事にある「直」のフォームの作り方は、ほぼ、自分の頭のなかで作ってきた乗り方と同じです。でも、理屈に後押ししてもらうとスッキリしますよね。フォームが崩れてきた時の立て直しも理論的に出来ますし。


ただ、少し前下りが合うとされているサドル。自分はコンコールじゃないとダメで、理屈には合わなかったり。ブラケットは水平か前下りが良いとされているけれど、自分は昔から逆で、しゃくった方が乗りやすかったり。まだまだ、疑問は残ります。


でも、こうやって理論と実践のすり合わせをしていくのもまた楽しかったりしますよねー


というわけで、この記事は一読の価値有りです!

ブログ再開のお知らせ。

どれくらい放置していたでしょうか。
長らく読んでいただいていた方もいらっしゃるというのに、突然の放置で申し訳なく思っております。(今更ですが…)


最後の方の記事にもある通り、様々複雑怪奇な理由がありまして(笑)都内を走るメッセンジャーの仕事を続けております。


自転車を仕事にすることは、やはり趣味としての自転車の時間を大幅に減らす事にもなり、今まで頻繁にお会いしてモガキあった仲間や、まだまだこれから親交を深めていこうとしていた皆様とも、随分と疎遠になってしまいました。


半強制的に月に2000kmを超えるライド時間が確保されるとはいえ、逆にメインの週末には疲れきってしまっておりまして…。

パーツの購入もどちらかと言うと仕事に使う消耗品の購入が殆どになってしまいました。
それにしても、一日雨の中をライドしたりしますので、恐ろしいほどにパーツの磨耗が激しいです。駆動系はもちろん、ワイヤーやブレーキシュー、タイヤなどはいくつあっても足りないです。


まあそんな中ですが、無性に懐かしくなってきたんです。
レースイベントに参加するワクワク感、いい大人が集まってもがく朝練。気の知れた仲間とのロングライド。
もういい年になりまして、そんなに週末元気一杯とは行きませんが、無理の無い程度に復帰を考えております。
その際は、どうかまたローテの端くれにでも加えてやってくださいませ。


長い前置きになりましたが、素晴らしい自転車の世界に自分を引っ張っていってくれたこのブログを再開することから、また始めてみようと思います。


また、ライドに関すること、パーツやケミカルのインプレ等もまた少しずつやっていければなと思います。
どうぞ、宜しくお願いします。

新しいサイクルキャップ


サイクルキャップは今や欠かせないアイテム。
髪がぐちゃぐちゃになってお客様の前に現れるわけにもいかないので、これらを被っていきます。

また、いくつかメリットがあります。

  • 汗止めになる
    • 大量の汗をかく夏も、額からの汗をある程度止めてくれます。
  • 日差しを遮ってくれる
    • 直射日光から目を守ってくれます。まあ、サングラスがありますけどね。
  • 雨が眼に入るのを防ぐ
    • これは重要。サングラスは曇ってしまったり、水滴がつくと光を反射してしまったりしますが、キャップを被っていると、直接目やサングラスに雨滴が当たるのを防いでくれるので、かなり走りやすいです。
  • サングラスの置き場所
    • 帽子がないと汗でサングラスが汚れてしまうので、これも実は重要なんです。

これらはAPISのキャップで、昔のチームキャップ。これが自分にはジャストサイズで、心地良いかぶり心地。自転車を降りた後つばを上に上げやすいのもいい。また、価格も1000円前後とリーズナブルなんです。

夏は正直無いほうが涼しいですけどね。そこはお仕事ということで。。