腸脛靱帯炎とその対策


腸脛靱帯炎(ちょうけいじんたいえん、別名ランナー膝)

チーム員を含め、かなり膝痛を訴えている方が多いように感じます。
ぜひ、無理しないで下さい。去年ひどい目に遭いました。
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*或るところから抜粋。文章がランニングなので置き換えて読んで下さい。

○腸脛靱帯炎はランニングによる膝障害の代表です。膝の屈伸運動を繰り返すことによって腸脛靱帯が大腿骨外顆〈がいか〉と接触(こすれる)して炎症(滑膜炎)を起こし、疼痛が発生します。特にマラソンなどの長距離ランナーに好発します(ほかにバスケットボール、水泳、自転車、エアロビクス、バレエ等)。

○主因はオーバーユースです。過剰なランニング時間と距離、柔軟性不足(ウォームアップ不足)、休養不足、硬い路面や下り坂、硬いシューズ、下肢アライメント(内反膝)など、さまざまな要因が加味されています。

○ 初期はランニング後に痛みが発生しますが、休むと消失します。しかし、ランニングを続けていると次第に疼痛は増強して、簡単に消失しなくなってきます。
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秋口、急に気温が冷えてくると、冷えやすいヒザなどの間接がまず影響を受けます。
その為、夏の間のサドル高、クリーロセッティング、その他ポジションのままでも膝の外側の筋に痛みが出ることがあります。

最初の頃は痛みが軽く出て、負荷が下がるとすぐ痛みはなくなりますが、徐々に痛みが引かなくなってきます。ひどくなると、寝起きに曲がっている膝を伸ばすのにひどく痛み、伸ばしきるのに10分近くかかる事もざらです。階段は膝を伸ばしたまま登らなければいけないし、椅子に座るのも一苦労です。というより、曲げた膝を伸ばすのが極悪に痛いです。

強く症状が出る前なら、とにかく無理をしないこと。

他には以下のものが有効です。
●スポーツバルムのレッド
走る前にこれを塗って、足の筋の周りを軽くマッサージして温める。
●必ずニーウォーマーをする
全然変わります。レッグウォーマの方は重ねてもいいと思います。
●痛みが出たらすぐ帰る
無理すると、致命的なことに・・・。自分は尾根幹から家まで15km、ほぼ片足ペダリングで帰るハメになりました。
●走行後のストレッチ
こちらのサイトを参考に!

誰もが一度は通る道、といわれるくらい発症率が高いようです。
自分も今年も冷えてきた時に、また軽く膝が痛みだしました。一度治ってしまえば、同じ症状において、体の方が強くなる(免疫がつく?)ような気がします。

ちなみに、整形外科に行っても症状を説明されるだけです。
整骨院に行ったら、針や電気治療は有効かもしれません。つまりは血行を良くすることです。

痛みが出たらアイシングも有効なようです。

自分の場合は、少しずつ(近所を一日20km以下)走って、最後に東京エンデューロに出たらなぜか次の日から痛くなくなりました(笑)完治まで約1か月です。

即効性のある治療はないので、日々の細かい気遣いと、あとはクリートなどのセッティングを見直すのも有効です。ペダリングして、膝の痛みが少ないポイント・角度をローラー台などで見つけて、その通りに直してあげると良いと思います。



自分は痛みが出て以来、ストレッチやアップ・ダウン、マッサージの重要性を強く認識ました。
これから本格的な冬もやってきます。冬の間も楽しくライディングできるよう、多少でもこの文章がお役にたてることを祈っております。

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